ヤンデレを想像するのが一番難しい広という天才少女に対するプロデューサー達の反応集【学園アイドルマスター/学マス/篠澤広】

2024年11月2日
2024年11月2日
ガチ勢のライブ配信・反応まとめ

コメント（7件）

@毛ケケケより:
2024年11月2日 1:17 PM
2:49言うほど健気か?…監禁とかのメジャーどころよりは健気か…
返信
@cstaro121 より:
2024年11月2日 1:47 PM
病んデレ広「プロデューサー。私、余命1年、だって。…ままならないね。」
返信
@ksaito-tc7lx より:
2024年11月2日 1:51 PM
「わたしから目を離しちゃダメだ、よ。わたし以外見られないようにしてあげる」(要介護)
返信
@sasa_bread より:
2024年11月2日 2:00 PM
たこ焼きもぐもぐ広は本当可愛い
返信
@sakusaku-80 より:
2024年11月2日 2:24 PM
0:44 これ想像したらなんか草
返信
@海馬瀬人-m2u より:
2024年11月2日 2:35 PM
「……まさか、貴方とここに来れるとは思っていませんでしたよ」
　ライブの余韻に浸る間もなく、Ｐは己の車を使って広を次の現場へと運んでいた。トップアイドルになった広が、自分の誕生日に贈ってくれたもの。流石に、金額の大きさに驚いて固辞しようとしたものの、私にとってははした金と言うものだから、趣味を全うするためなら何でもする彼女の聞かん嬢っぷり思い、諦めて、しかしありがたく受け取ることにした。
　東京ドームを満員にした広のライブは、大歓声と共に成功をおさめた。かつて、自分の夢を捨ててまで始めた趣味。毎日毎日、広の無茶ぶりやわがままに放浪される。そのやり取りが、広のことを考え、広と過ごす日常の一コマ一コマが、Ｐにとってかけがえないものになっていた。
　ドームライブの観客収容人数は、およそ5万人。借りるだけで2000万を必要とする単独公演は、トップアーティストにしか許されない。バックミラーを覗き広の様子をうかがうと、もう体力が残っていないのか、後部座席でうつぶせになっていた。こういうところは変わないと、微笑ましく思う。
　広の人気、と言うか知名度が爆発したのは、一つのスーパーchatがきっかけだった。youtubeでの公式生配信の最中に、とある外国人がこう言ったのだ。『広、私達の研究チームには君が必要だ。戻ってきてくれないか？』
　投げ銭を行ったのは、広が所属していた海外大学の教授だった。最近、ノーベル賞を取ったとニュースで騒がれたばかりで、配信を視聴しているものの中にも、名前を知っているものも大勢いた。赤chatの額はその日だけで100万を超えていた。
　篠澤広は何者だ？
　あっという間に情報が拡散され、彼女が元天才少女だということが特定されるまで、時間はかからなかった。元々、いくつかのテレビ番組にゲストとして呼ばれる程度には、アイドルとして知名度のあった広。その向いて無さはファンも知るところ。ノーベル賞の肩書を持つ大学教授からのスカウトだ、趣味で捨てるには、あまりにも大きい才能である。
　篠澤のファンたちは、広のことを心から応援している。圧倒的ビジュアル、つかみどころのないMC、ライブ後は力尽き、ふらふらと消えていくその背中まで。
　アイドルは決して安定する仕事ではない。広だって、例外ではない。その足跡は、次の誰かに上書きされていく。アイドルとしての広は、ドーム公演を満員に出来るほどの力はない。
　広を知らない人間は、こぞって言う。そっちの方が才能あるんだから、アイドルなんかやめればいいのに。広のPは、そういった声が広に聞こえないよう、徹底的にシャットアウトした。広は、自分の肩書をアイドル活動に持ち込むことを嫌っていたからだ。
　世論が、篠澤を解放しろと囃し立てた。Pは、自らの身一つで全て受け止めた。その裏で──
　アイドル篠澤広のファンたちは、広のPに直談判し、広にドーム公演をやらせようと団結した。
　証明しよう、アイドル篠澤広の力を。
　趣味は、夢に劣るものではないことを。
　
「……着きましたよ、篠澤さん」
「ん」
　到着したのは、私立初星学園高等部。Pは、足元のおぼつかない広を運びながら、プロデューサー室へ向かった。背中に負ぶった広を、ソファの上に寝かせる。
　とりあえず、何か飲み物でも。冷蔵庫に入っていたコーヒーのボトルを手に取ると、背中に視線を感じた。流し目で背後を見ると、うつぶせになった広が、目だけを上げてPのことをじっと見ている。それ自体はよくあることだが、何か雰囲気が違う。表情が見えないから、細かい洞察も難しい。
「何か、飲み物に仕込んでいたりするんでしょうか？」
「……さあ？　どうだろうね。ふふっ」
　何かあるな。違和感が確信に変わったPは、そのボトルの中身を一気に飲み干した。「あっ」と広の驚く声が聞こえる。やはり、盛っていたか。睡眠導入剤か、疲労回復の成分でも──
　そう思った途端、膝から崩れ落ちて、うつぶせに倒れた。全身にしびれるような感覚が走った。金縛りにあったみたいに、身体から力が抜けていく。相手の体を気遣う量ではない。これは、まさか。
「……ごめんね、プロデューサー」
　顔を上げればそこに、広がいる。潤んだ瞳で。懺悔するような顔で。
　Pは、全てを察して笑った。
「……いつもと、逆ですね」
「……そうだね」
「……ライブの疲れは、どうですか？　どこかに、痛みは」
「……平気。むしろ、いつもより元気、かも？」
　いつもみたいな軽口。
　違うのは、互いの表情だけ。
「……プロデューサーは、こんな時でも、私の心配をしてくれるんだね」
「……プロデューサー、ですから。当…然、で……しょう？」
　朦朧とする意識の中、Pはできる限りのことをやった。
　手の甲をつねり、唇を噛んで、痛みで意識を保とうと、必死に抗う。
「……プロデューサー、失格ですね。担当アイドルに、こんな顔を……させる、なん、て」
　しかし、それをどうにかできるほど、Pの気力も、体力も、残っていない。
　朦朧とする意識の中、Pは、広に向かって手を伸ばした。
　やがてその手が、力なく床に沈む。
「……ごめんね、プロデューサー。今まで、ありがとう」
　ぼやける視界の中で、広は首を振る。それからしばらくして、扉の締まる音が聞こえた。
「……最後まで、締まりませんね。ライブ後とは言え、なんて、擦れた……声だ。やはり貴女は、アイドルに向いていない。ははっ」
　Pの擦れた声が、一人だけの部屋にむなしく響いた。
（完）
返信
@nisce7758 より:
2024年11月2日 2:43 PM
素直で頭が良くて察しも良い奴は、無駄なこと考えすぎて悩むくらいなら本人に試し行為するんだ！本編でやった！
ヤンデレの素質は夢を捨てた広Pの方だよ！
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